子供のころから、針と糸と布に触れることが楽しくて。
小さな布パーツを縫い合わせ、
平面から立体になることに夢中になり、
型紙を自分で制作し、このパターンだと形がおかしいなとか
この形でここまで縫うと、ひっくり返せないんだなとか
沢山の失敗から、いろいろな事を覚えていきました。
その後は一時、針を鉛筆や筆に替えて
色を使って描くことに夢中になりましたが
学生時代にテキスタイルを専攻。
子供のころに好きだった感覚を思い出しながら
作品制作を通して
「素材パーツの重なり」や
「光を透かした時の陰影による線の見え方」に魅力を感じてきました。
それと同時に、
糸によるステッチ（ミシン＆手縫い）や
カットオフや洗いにより
布がほどけてフリンジの様になるテクスチャーにも魅力を感じ
今までの魅力を感じてきたポイントを組み合わせ、
試行錯誤して出来あがってきたのが
「 NUNO」と称している作品シリーズ。
「空間」と「光」を意識しながら
全て手縫い＆手編みで作品制作しています。
暮らしに寄り添い、家で過ごす時間を楽しむアイテムの一つになれたら嬉しいです。